19名の墓前には線香の煙が今も絶えません。
戊辰戦争で会津藩は、年齢により玄武、青龍、朱雀、白虎の4隊にわかれ、白虎隊は数え年16、17歳でした。この中でも、家の禄高により、士中一番、士中二番、寄合一番、寄合二番、足軽と5つの中隊にわかれて戦いました。
そのうち白虎隊士中二番対、42名は戸の口原(猪苗代湖畔)で防戦し、激戦の末、破れました。
一同は、鶴ヶ城を目指して道なき山林の間を退去中、20名の隊は、飯盛山から煙炎が立ちあがる鶴ヶ城を見ました。
落城したものと勘違いし、もはやこれまでと自刃しました。飯沼貞吉(いいぬまさだきち)少年1人が生き残り、話が現在へと語り継がれました。
少年までもが戦わなければならなかった戊辰戦争。19名の墓前には線香の煙が絶えません。
- DATA
◆住所 福島県会津若松市一箕町八幡滝沢
◆電話 0242-33-6030(案内所)
◆時間 自由拝観
◆駐車場 無料市営駐車場・普通車80台、大型可。
■地図

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