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    国史跡 会津藩主松平家墓所・院内御廟(いんないごびょう)

全国屈指の大名墓所

     歴代の会津藩主の墓所で、東山町院内にあることから院内御廟とも呼ばれています。
     この墓所は、会津藩初代の藩主・保科正之(ほしなまさゆき)が最初の子だった正頼(まさより)が亡くなった明暦3年(1657年)に正之が開設したものです。
     二代藩主・正経(まさつね)から九代の松平容保(かたもり)までの墓があります。
     正之自身のお墓は猪苗代町の土津(はにつ)神社にあります。
     二代藩主・保科正経は仏式によって葬られていますが、三代藩主・松平正容(まさかた)から九代の容保までは、全て神式で埋葬されています。
     神式のお墓は、亀の形をした石、亀形石を台座とした碑石(ひせき)が前面にあります。亀石は、(きふ)ともいわれ、中国の空想上の動物で、竜の子を表し、死者の霊を守り、頭はすべて初代正之が眠る猪苗代町の方向、北を向いていると言われています。
     碑石の奥に灯篭が対に並び、その奥に、表石、さらに八角形をした鎮石(しずめいし)があり、これが実際のお墓です。墓所には、歴代藩主の他に家族や子孫の墓、拝殿があり歩いて約40分〜60分ぐらいで廻ることが出来ます。

  • DATA
    ◆住所 福島県会津若松市東山町石山院内
    ◆電話 0242-39-1305(会津若松市教育委員会)
    ◆時間 自由拝観
    ◆駐車場 東山温泉共同駐車場(墓所入口まで徒歩5分)

■地図
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